マニュアルが無くても何とでもなるウチと、
マニュアルがあれば何とでもなる旦那。
どっちがえぇんやろか。


先日、駅前の業務スーパーで冷凍の肉団子を買って来た。
好みで調理し、好みで材料として使えるんやけど、
ウチはレパートリーが少ないから、たいした料理は作ってないけど。
それでも、ネットで「肉団子、レシピ」と検索して作った、甘酢肉団子。
結果から言えば、1回目は失敗やった…。

ウチのおかんに「分量は?」「どれぐらい?」と聞いても「適当」と言われる。
曰く、何回か作ってるうちに分量が分かってくる、と。
もちろん、失敗もあるけど、それを次に活かして作るわけ。
せやから、計量カップや計量スプーンを使うことは皆無やった。

ネットで検索したレシピにはこと細かく分量が書かれてる。
大さじなんぼだの、カップ何杯だのと。
とりあえずそれをメモって作ってみたら、それなりの出来具合になった。
が、最後に入れた水溶き片栗の分量が適当すぎて大失敗。
これだけは自分の勘だけでやってもうたもんやから、
水溶き片栗が硬すぎてゴワゴワした食感になってもうた。

ウチ:ごめん、ちょっと失敗したわ~
旦那:ちゃんとレシピ見てやったのに?
ウチ:片栗は勘で入れたんよ。
旦那:何でレシピ通りにやらないんだよ?
ウチ:何でって言われても…食べれんことないからエェやん(笑)

旦那はレシピがあればその通りにキチンとやらんと気が済まん派。
マニュアル通りにやれば間違い無い、というのが信条らしい。
それに対してウチは、型通りのマニュアルが嫌いな適当派。
マニュアル通りやと個性が無くなるような気がするから。

そんで昨日、再度甘酢肉団子を作ってみた。
1回目の時もそうやったけど、完全にレシピ通りにはせず、
砂糖の分量を変えたり、中華風調味料がないのでほんだしにしたり。
前回同様、水溶き片栗を入れるまでは完璧。
味も悪くないし、むしろ美味い。

ウチ:今回は水溶き片栗、入れんとこかなぁ。
旦那:それで大丈夫?
ウチ:和風やったら入れへん場合もあるし。
旦那:料理のことはよくわかんないけど。
ウチ:中華風やったらトロみあるやろ?
旦那:そうなん?
ウチ:おかんが作ってた肉団子はトロみなかったやろ?
旦那:ん~、覚えてない…。

なんて会話をしつつも、結局は水溶き片栗を入れた。
もちろん、前回の失敗を踏まえ、量を減らして。

ウチ:いひひ…出来たで~!
旦那:結局入れたんか…
ウチ:今回は大丈夫、バッチリや!
旦那:・・・・・・(半信半疑)
ウチ:ま、えぇから食べてみ
旦那:お、見た目はいい感じ。
ウチ:せやろ?せやろ?

やっぱりね、マニュアルがあってもウチは完全に沿うのは無理。
つい今までの経験とかを元に微調整してしまうんよね。
それがウチのオリジナルになっていくんやし。
最初から完璧にこなしたい気持ちも分からんでもないけど、
失敗しても次に活かしたらエェんやし。
失敗を恐れてたら何も出来んし、人生何事も経験やん。

と言うのは、ある意味「逃げ」なんやろか…?(苦笑)